2月もぼちぼち中頃です

こんにちは!Bassのあんでゅーです。段々と引退も近くなり、この頃は同期との演奏の機会にしみじみとしながら練習する日々です。

今日は1~4年は来年度コンクール曲、5年はその裏で定期演奏会で弾く学年奏を練習しました。僕は5年生ですので、学年奏の活動を報告します。


前回の部活では特定の場面にほとんどの時間を割いたため、今日は前回やり残した場面に表現と表情をつけていく練習をしました。

我々5年生は学年奏でクラシック曲をやるのはこれが初めてで、繊細にアゴーギグや表現をつけていく方向の曲をこの規模で演奏した経験は少なくともギター合奏ではありません。演奏者の多くないこの規模だからこそ、ある曲を深くまで解釈し、よい演奏を作っていくためには一人ひとりの姿勢が大切になります。少しの気持ちや解釈のズレが演奏の芯にブレを加えることを段々と僕自身も肌で意識するようになってきました。

この曲の作り込みは正直最近は停滞気味でしたが、きっと全員で演奏を作っている感覚の強い学年奏だからこそ周囲をうかがってしまい、浮かんだ論題を妥協や後回ししがちになってしまったこともまたその大きな原因なのだと思います。一つひとつの練習を内容のあるものにできるよう高めていきましょう。


さて、交流のある他校のギター部さんの定演のチケットの話が出てきたりなど、いよいよ大きな演奏会への機運が高まってくる時期に差し掛かってきました。自分たちの演奏会の準備をしているからこそ、他部活の演奏会にお邪魔し勉強することも一層大事にしたいものです。

演奏会というのは一見演奏側ばかりがその主体に見られがちですが、もちろん演奏者は来場したお客さんに演奏で最大限のお礼をし、そして聴きに行くお客さん側もまたマナーや演奏者への配慮ある態度でその場で作られる演奏を大切にし、そして演奏者はまたお客さんのそんな態度によりよい演奏で応える…という相互の思い合いによってよい演奏会は生まれるのではないかと僕は考えています。

2年ほど前、僕もあるギター合奏の素晴らしい演奏会に伺ったことがありますが、そこではまさにその思い合いの循環ができていて、最後の曲が終わり指揮が空中で止まっている間の余韻を演奏者も聴衆ももはや関係なくそこにいた全員が共有していました。あの瞬間の感動は2年経った今でも忘れられません。思わず泣きそうになったってもんです。あんな演奏会ができたらほんとうに素敵だな、という自分の中のちょっとした理想になりました。


自分語りが長くなってしまいごめんなさい。今日は帰りの会で次期コンミスさんの素敵な話も聞くことができました。時間はあまりないですが、理想の演奏会目指してみんなでつっぱしりましょーう!以上です!